11 posts categorized "いろいろ"

2008.09.22

努力より態度

大学院というところは、若い人に今まで経験しなかったような努力を要求するところなので、たまに、自分としてはこんなにがんばっているのに、と逆ギレのような反発を買うことがある。

そのたびにその「がんばる」という言葉に違和感を覚えてきたのだが、よく考えてみると、それはあくまで自分の経験比の主観的ながんばりなのだ。

だいぶ前の話だが、ある若くして成功した人が、何で日本ではがんばっている人がえらいということになるのだと嘆いていたのを思い出した。彼は、がんばらずに成功しているように見える人に嫉妬が集まる雰囲気にさんざんさらされて嫌気がさしていたんだろうと思う。神様が世の中の人の(主観的な)がんばりを見て、相応の報酬を与えてくれて当然だと思っているかのような雰囲気に。

人によって生まれつきの能力の差や境遇の違い、運不運はもちろんある。でも、自分のがんばりは大きく見え、他人のがんばりは小さく見えるものだ。それに、同じことをするのでも、やり方次第、知恵次第で実際に投入する労力は全然変わってくるはず。楽々成功しているように見える人も、客観的に見れば、それ相応の労力と知恵を投じてきたのかもしれない。自分がうまく行っていないとき、調子よく行っているように見える他人を羨むのはまあ人情というものだが、そういう嫉妬心は過ぎると自分自身を蝕んでいく。

ずいぶん年月が経って、その人がどこかで、才能はないけれど常にただひたすら愚直なまでに努力することで何者かになるアニメのキャラクターを好きだと書いていたのを読んで、彼も変わったものだなあと思った。でも、そのキャラクターは、自分はこんなにがんばっているのに、と逆ギレすることは決してない。アニメの話だけど、常に自分にとって最大限の努力をするという態度こそがそのキャラクターを大きくしたのだ。

努力が主観的ながんばりと混同されるぐらいならば、努力なんて大事ではなくて、態度が大事なんだと言ってしまおう。何もアニメのキャラクターみたいにひたすら驀進しなくてもよいが(むしろ大学院生だったら頭を使って欲しいが)困難に対して真摯に向き合う態度こそが大事。

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2008.08.22

とある夏の夜

車での帰宅途中にかなり迫力のある夕立ちが降り出したので、例のスコール性の豪雨だったらと、高速を走るのがちょっと怖くなり、ファミレスでしばらく雨宿りをした。

子供に自分で適当に夕食を作るように電話して、無音のワンセグでオリンピックの結果をチェックしながら、人の作った料理を食べる・・・うーん、なんて優雅。(ついでに仕事もやってしまったところが結局あまり優雅ではなかったが。)

ソフトボールはワンセグの画面が小さすぎて、何対何かもよく見えなかったが、雨がおさまって帰ってテレビをつけたら、あちらも雨で中断していてまだ6回をやっていた。

すごい・・・昨日から三連投なのに、昨日あんなに延長したのに、最後は過酷なプレーオフ合戦だったのに、まだ乱れず投げている。他の守備陣もそんなピッチャーを支えるべく、最後までめちゃくちゃく気合いが入っていた。

いいものを見てしまった。

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2008.07.26

校舎とお別れ

母校の慶應ビジネススクールが新しい校舎に移転するというので、旧校舎のお別れ会に行ってきた。

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ここにMBAコースと博士課程で合計5年間ほとんど毎日通った。

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MBAのときはちょっと遅い青春という感じで、ただただ楽しい思い出ばかり。MBAの同級生には最近はたまにしか会えないけれど、会えばあっという間にあの時の時間に戻ってしまう。

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博士課程の時はなにしろ必死で孤独な戦いだったので、ちょっとほろ苦いが幸せな時間だった。

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2008.05.18

自分ちの花はかわいい

以前家におびただしい数あった鉢植え類は、韓国行きでいったんほとんどリセットされてしまったが、最近ひとつ、また一つと増えてきた。ああ、これで種をまいてしまうと、また足の踏み場がない状態になってしまう・・・

それにしても、街で家にあるのと同じ種類の花を見ると、うちの花の方がかわいいと思う。鉢植え類を置いてあるテラスは半地下にあって、よく育つとは決して言えないのだが。これではまるで親ばかである。

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韓国に行っている間に自動給水器がこわれ、真夏の灼熱地獄で全滅しただろうと思って帰ってきたら、どっこい生きていた草花も結構あった。生き残ったものは強い、強い。再び気候のよい季節がきて、もう何が何だかわからない状態に繁栄している。

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2008.04.01

花粉症

人に言うと結構びっくりされるのだが、ここ何年か花粉症がほとんど治ってしまった。

花粉症には25年ほど苦しみ続け、鼻水は止まらず、目からは涙ぽろぽろ、顔中が腫れる感じで、一番盛りの時期には体中だるくて微熱まで出ていた私がである。

今は、季節の前になると医者に行ってアレルギー剤は一応処方してもらっているが、たまにくしゃみをするぐらいの症状ですんでいる。薬はそれほど強いものではなく、以前はそんなものでは到底抑え切れなった。

はっきりした因果関係は不明なのだが、良くなったのは確か4年ほど前、花粉症の季節が来る少し前から、食後に乳酸菌の整腸剤を飲み続けるということをやり始めてからのような気がする。歳で粘膜が鈍感になったとか、たまたま体質が変わったとか、他の原因なのかもしれないが、まあ、腸の調子を整えることは悪くはないはずなので、それ以来、年が明けたら乳酸菌を飲み出すということを続けている。3食飲むのは面倒なので、今は一日1回ですむという乳酸菌粉末のカプセル(健康食品)にしている。

理由はともあれ、以前は梅が咲いてから桜が散るまでの季節は憂鬱でしようがなかったのだが、春を思いっきり楽しむことができるようになった。これは本当にうれしい。

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近所の桜の大木。

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2008.03.30

ホットミルク

息子が毎晩寝る前にホットミルクを飲むので、私も相伴にあずかっている。

なんでも、私がいない間に学校がすごく忙しい時期があってあまりに疲れるので(ごめんね・・・)、彼なりに考えてGoogleで疲れをとる方法を探し、ホットミルクを飲む習慣がついたらしい。

この1年間、夫もいないことが珍しくなく、何事も一人で何とかしなくてはならない生活で、彼はずいぶん成長した。帰ってきたら、会話の量が増え、話す内容も1年前よりもずっと大人になってびっくりしている。この4月から高校生である。

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2007.10.06

初老眼鏡

もともとは目が良いので、人生初の眼鏡である。

ああ、PC画面がはっきり見える。

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検眼をするとき、日本語のできる店員に、悲しいです、と言われてしまった。

悲しいですって言うなよ。

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2007.09.07

ボトルネック

私は外見と実年齢にギャップがあるらしく、15歳の息子がいると言うとどこの国に行ってもびっくりされるが、確実に来るところには来ている・・・・ま、体型のことはともかく、仕事に困るのは・・・

記憶力の減退。

デスクの前の壁に、いろいろなことを忘れないようにメモをはってあるのだが、あるアルファベットと数字の書いてあるポストイットの意味がずっと思い出せなかった。

3か月ぐらいどうしても思い出せないまま、もうはがそうか、いや、何か重要なことだったら、とそのままになっていたが、昨日ラベルの印刷作業をしようとして、やっと解決した。こちらで買ったコンピュータラベルの日本での対応品番(プリンタの設定に必要)だったのだ。

3か月ぶりにメモが役に立った。はがさないでよかった。

老眼の進行。

韓国企業のデータベースからアンケート調査に必要なデータを絞り込んでダウンロードし、最後は一つ一つ業務内容を見てより分けるという、目を酷使する作業をしていたら、眼精疲労でダウンしてしまった。

これはもう老眼鏡を買うしかないのか・・・ああ、なさけない。

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2007.05.19

留守番していた花

日本に一時帰国中。

家がどのような状態になっているか、少しどきどきしながら帰ったが、だいたい想定の範囲内であった。

ひとつ想定外だったのは、これ。

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ソウル行きを前に、テラスにあった鉢植え50鉢はだいたい整理したのだが、多年草の苗はあまり期待しないでまとめて植え込み、自動灌水装置だけつけていたのであった。

この咲き乱れているのは、小型のカンパニュラで、前年は小さな鉢植えにしょぼしょぼと咲いていただけだった。今年は、広いスペースを与えられたことで、一緒に植えられていた他の植物を制して大繁殖(というより大生育)したらしい。

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2007.03.30

ちゃんと事業をする

以前おもしろいと紹介したNHKテレビドラマの「ハゲタカ」が先日終わった。なかなか良い終わり方をしたなと満足していたら、サッポロビールがスティールパートナーズに対してポイズンピルを発動させる準備を整えたというニュース。

ドラマの中で、(ここからはネタバレ)

実家の旅館の経営がバブルの後遺症で破綻し、そのせいで父親を亡くしてしまった若者がIT企業の経営者として名をはせた後、父親の復讐をするようにハゲタカファンドにマネーゲームを仕掛けるのだが、インサイダー取引で結局自滅してしまう。

そのときに、主人公のファンドマネージャー鷲津が若者に言った言葉が、(正確ではないかもしれないが、)

お父さんはちゃんと事業をして欲しかったのだと思いますよ。

だった。

このちゃんと事業をする、ということが、経営者にとってどれだけ難しく、深い重みをもつことか。ドラマはエンプロイー・バイアウトで希望に満ちた終わり方をしたが、本当はこれからである。すべては従業員の支持を受けた経営者がちゃんと経営できるかどうかにかかっている。

企業は、人間が協力して個人では決してできないことを成し遂げていくしくみの一つであり、その媒体にお金は重要な役割を果たしているが、あくまでそれは道具であり、手段である。

あまりにも便利な、よくできた道具であるために、想像を絶するような力を発揮するのだが、それをうまくコントロールして、人間の役に立つように変えるのも、また人間である。

資本の論理というのは、絶対的のものが存在するのではなくて、そのような人間の工夫のいままでの集大成にすぎない。当然、まだまだ未熟であり、改善の余地はたくさんある。また、ある状況に一つの方法しかない、ということはないはずである。

お金に人間が使われることがないように、お金を本当に大切なことをする手段とするように、コントロールすることにこそ、人間の知恵を使わなくては。

国産ビールを守れ、とか感情的なことを言っていないで、既存の下手な手段でとにかく現状を守ろうとしないで、まだ未熟であるはずの既存の手段を圧倒するようなスキームを日本の風土から考え出す、ということがあってもいいじゃないかと思う。

もちろん簡単なことではないけど。

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2007.03.11

ハゲタカ

NHK総合で土曜日9時からやっているドラマ「ハゲタカ

これは経済、ビジネス系の学生におすすめである。

日本企業のいままでのやり方と世界市場の資本の論理が1990年末から2000年代前半にかけてどのようにぶつかったか、なかなかよいレビューになっている。さて、このような過程を経て、今の日本は何を学んだのかな?

投資、金融手法のわかりやすい解説にもなっている。ビジネススクールのケースで読んでも、このように生き生きとは伝わってこない。

ドラマはあと2回で終了だが、見逃した人は再放送をチェックしよう。

それにしても、ドラマ的には、昨日の放送で主人公鷲津がちょっと情にほだされているみたいなのが残念。個人的には、最後まで悪役でいて欲しい。情があるにしても、その情をあくまでも資本の論理で表現してくれると痛快なのだが。

*ソウルにいるのに、なぜ日本のドラマが見られるのか?と疑問な方へ

--最近は、ロケーションフリーという2万円ぐらいの小さい機器を自宅のテレビ回線とLAN回線につなげておくと、ネット経由で世界中から日本のテレビが見られるのである。

ソウルに着いた夜、パソコンを付けて初めて日本のテレビが映ったときは、なかなか感慨深かった。

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