モーションキャプチャ
日本大学芸術学部のプロジェクトにお邪魔し、中国の京劇の女優さんの踊りをモーションキャプチャするのを見学させていただくという貴重な機会を得た。気さくな方だったが、さすが一流の方で、何度同じ踊りを踊ってもぶれがない。全身指先に至るまで動きに隙がなく美しい。
中国の踊りは、韓国の舞踊とも、日本の舞踊とも基底でしっかりつながっているように感じた。女優さんが顔を隠して恥ずかしいというような動きをするとき、隣に座っていらした日本舞踊の先生が無意識に一緒に首を動かしてしまう。何度やってもそうなる。文化の流れがある証拠のように感じた。
以前から、企業内部に蓄積される技能や論理で表しにくい知識のようなものを継承したり広めていくのに、情報技術がうまく使えないかを考えていた。その題材のひとつとして、まさに言葉や論理では表わしにくいもののかたまりである踊りの伝承において、モーションキャプチャなどの情報技術がどのように使えるか、研究していきたいと思っている。ポイントは、動きそのものをモデルとして保存することに意義を置くのではなく、人から人へ非言語的なものを伝えようとするるコミュニケーションを支援することに焦点を当てることだと思っている。
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